【戦慄】千日前はガチ心霊スポット!デパート火災事件は処刑場の呪い?

今回は千日前の怖い話について紹介します。

千日前とは大阪府大阪市中央区にある地域の名前です。

 

演芸場や映画館が多くあり、レトロな雰囲気と安い賃料から、飲食店も多く出店し「裏なんば」とも呼ばれるスポットになっています。

千日前

過去、大きな火災事件があったこともあり、その名を知っている方もいると思います。

一部では心霊スポットとしても有名になっています。

 

今回は千日前が心霊スポットと言われる理由から千日デパートで起きた事件、様々な心霊現象について詳しく調べてみました。

千日前はなぜ心霊スポットだと言われるのか?

千日の名が知れ渡った千日デパート火災は、日本のビル火災で史上最大の惨事な火災事件と言われています。

多くの被害を出したことからも心霊スポットと化しても仕方ありません。

 

しかし、この地には千日デパート火災以前の歴史にも様々な問題がありました。

商いの町と言われる大阪では昔から火事の被害に合っています。

 

古くは686年のものが記録されています。

千日前楽天地時代

1912年1月16日に起こった南の大火と呼ばれる火事では千日前も被害を受けました。

大阪府大阪市南区で発生した火災は5200戸にも上る被害を出す大火となっています。

 

さらに、第二次世界大戦の空襲で一帯は再び焼け野原となります。

戦後は占領軍向けの施設が置かれたり、現在のキャバクラにあたるような施設も開業し、演芸街や飲食店街として復興を果たしました。

 

何度も火災に見舞われているこの地ですが、なんとそれ以前には刑務所・焼き場・墓地があったとされています。

ここでは、それらの施設について詳しく紹介します。

処刑場と火葬場があった

千日刑場は大阪の陣が終わった1615年から1870年まで中央区千日前一丁目にありました。

ここでは獄門刑のみが執行され、斬首の末晒し首にされていました。

 

なんとあの、近藤勇もこの千日刑場で晒し首にされています。

実際に刑が行われたのは板橋刑場ですがその後、京に運ばれ晒された後に千日刑場に運ばれました。

 

現在はアムザ1000の建物が建つ場所に千日刑場がありました。

千日刑場と合わせて焼き場と灰山がありました。

焼き場は今でいう火葬場です。

 

灰山は遺体を焼いた際に出た灰や遺骨を捨てていた場所のようです。

焼き場は現在、なんばオリエンタルホテルになっています。

なんばオリエンタルホテル

引用元:https://prtimes.jp

灰山は味園ビルになっています。

また、焼き場と灰山の近くには榎神社がありました。

明治4年の区画整理で神社は無くなってしまいました。

現在は、神社の跡地には榎地蔵尊が建てられています。

大規模な墓地もあった

刑場と焼き場が出来たのと同じころに市内の墓地の整理により5つの場所に集められ、その内の一つである千日墓地ができました。

千日墓地には西墓地と東墓地がありました。

 

刑場が合わさっていた事もあり、特に気味悪がられていたそうです。

刑場の廃止とともに墓地は阿倍野へと移動されました。

 

東墓地は刑場と同じアムザ1000の位置にありました。

昭和29年にはまだ墓地があったことが確認されています。

西墓地は現在のビックカメラなんば店の位置にありました。

ビックカメラなんば店

このように千日には刑場、焼き場、墓地だったという歴史がありました。

刑場は明治時代に廃止されたものの、このような地であったため買い手はなかなかつきませんでした。

 

市から援助金を出したり難波駅の開業により、人通りが多くなることになりました。

この地で起きた数々の心霊現象は過去の因縁によるものなのでしょうか。

 

刑場の廃止後でも数々の犠牲者が出ています。

多くの血が流れた刑場は未だに人を求めているのかもしれません。

千日デパートビルで起きた大火災が悲惨すぎる

千日デパートビル火災

引用元:https://twitter.com

1972年5月13日に千日デパートビルで火災が発生しました。

現在の大阪府大阪市中央区千日前2丁目10番1号にあったビルです。

西墓地があったとされるビックカメラの位置です。

2~4階までが焼け、出火してから約9時間後に鎮火しました。

 

死者は118名にも上り、負傷者81名もの被害者を出しました。

火災はエスカレーターや階段といった部分から燃え広がり、一酸化炭素や有毒ガスが発生し、上層階へとその煙が向かいました。

 

消防車と救急車合わせて85台、消火活動には596名の消防士が出動しました。

この事件では火災よりも煙による被害が大きく、高層ビルなどでは煙による害が最も危険であることが国民に知れ渡りました。

 

特に被害を出したのは7階にあるアルバイトサロンでした。

アルバイトサロンはキャバクラの元祖と言われているものです。

 

このビルの運営や管理に関わっていたとされる4名が業務上過失致死傷罪で起訴されました。

内、1名が公判中に亡くなり、残り3名は有罪判決を受けています。

 

さらには遺族への賠償、テナント側への対応などにも追われました。

また、防火対策の見直しや法改正も行われることとなりました。

 

ここでは千日デパートビル火災について紹介します。

火災原因は?犯人はいたのか?

千日デパートビル火災2

引用元:https://twitter.com

1972年5月13日22時25~27分頃、3階の布団売り場付近より出火しました。

3階と4階にはニチイ千日前店が入っていました。

 

ニチイとは総合スーパーの名称です。

その後はマイカルと名を変え、現在はイオンリテールに吸収合併されました。

 

出火当時は既にニチイは閉店となっていましたが、その日は改装に伴う電気設備工事が行われていました。

作業は閉店後も続いており、工事作業者6名が残っていました。

 

その内の1人、工事監督であった男性による失火が原因とされています。

男性自身も火のついたタバコかマッチを捨てたと自供。

 

その場所は出火となったと推定される場所と一致していました。

しかし、証拠となるタバコかマッチは発見できず、目撃者もいませんでした。

 

さらに、ニチイでは、

  • 何者かによるいたずらが2週間ほど前に確認されていたこと
  • デパート閉店後には閉鎖が確認されていたシャッターが火災時には開いていたこと

上記2点の不審点により他の人間による放火の可能性も考えられました。

 

当の工事監督は話が二転三転し信用性もなく、証拠不十分として不起訴処分になりました。

これにより公式には火災原因は不明とされています。

 

後に工事監督は一転し、全面否認しています。

工事監督はタバコやマッチを捨てたことはなく、警察による脅迫や暴力から早く釈放されたい一心で調書にサインしたと後に答えています。

 

いたずらはともかく、シャッターが開いていたのはとても不思議に思えます。

それに火のついたものを布団に投げれば燃えることくらい誰でもわかることです。

 

工事監督の失火か、他の放火犯がいたのか。

残念ながら解明することはなさそうですね。

ビルの7階から飛び降りた人も多数

火災発生時、ビル内で営業していたのは7階のみでした。

そのため、被害はほぼ7階を中心としています。

 

出火当時、7階には客と従業員合わせて181名がいました。

22時40分に千日デパートの保安室より119へ通報がありましたが、このとき唯一営業中であった7階への連絡は行われませんでした。

 

しかし、そのころには既に7階では煙の発生が確認されていました。

エレベーター、階段、ダクトなどを通じ、あっという間に7階は煙で充満します。

 

当然消防隊の懸命な救助活動が行われていましたが、黒煙の立ち込める現場での活動は困難を極めました。

23時30分には要救助者がいなくなり、翌0時には救助活動から消火活動へと切り替えられました。

 

181名の内、生存者は63名です。

死亡した118名の内訳は、客として訪れていた人34名、ホステス、バンドマンを含む従業員84名になっています。

 

一方、生存者の内、自力で脱出した人は10名でした。

死亡した人の多くは一酸化炭素による中毒が原因でしたが、中には7階からの飛び降りにより死亡した人もいました。

 

救助の際に飛び降りをしないようにという呼びかけが行われていましたが、その声は7階には届いていませんでした。

飛び降りた人は24名いましたが、助かったのはその内2名だけです。

 

凄まじい煙に満たされていた現場は当然パニック状態でした。

はしご車による救助は行われていましたが、飛び降りが多発した箇所にはまだ来ていませんでした。

 

結果、18名が即死し4名が搬送先の病院で亡くなりました。

助かった2名の内1名はダイビングの経験を活かしたもので、もう1名は偶然です。

 

パニックにならないことが一番大切であるという結果になっています。

通常、7階から飛び降りたら無事では済まないと分かりますが、パニックに陥った場合は地面が近くにある感覚に陥るようです。

 

また、僅かでも助かる可能性にかけて飛び降りてしまったりということもあるようです。

緊急時には冷静さを失わないようにということを忘れないようにしたいですね。

パンツが見えるのをためらって飛び降りせず焼死した女性もいる

下着が見えるのをためらってそのまま亡くなったという話があります。

これは高層ビル火災があると毎回挙がる話です。

 

千日デパートビルの火災事件では焼死という方は一人もいません。

実はこの下着にまつわる話は、千日デパートビルの火災事件以前に起こった火災での話です。

日本で初めて起こった高層ビル火災である白木屋火災。

1932年12月16日に日本橋本店で起こりました。

 

死亡者14名、負傷者67名を出した火災事故になっています。

この事件では女性が下着を履いていなかった為に飛び降りをためらい亡くなった、という話があります。

 

当時はまだ着物が一般的で現代のような下着はありませんでした。

これによりズロース(当時の下着)を履きましょうという話が広まりました。

 

ただ、この話は新聞記事から広まったもので実話ではなかったようです。

こうして後の高層ビル火災でも女性がパンツを気にして亡くなった、という話が挙がるようになりました。

 

ということでビル火災でパンツを気にして亡くなったという女性はいませんでした。

今も昔も女性はお洒落に気を使っていました。

 

しかし、命あってのものですので優先順位を見誤らないようにしましょう。

千日デパートビル跡地では心霊現象が多発

大惨事となった千日デパートビル火災。

その後1984年にはプランタンなんばが出店しました。

 

しかし心霊現象が発生したと数々の報告がありました。

  • 被害者と思われる幽霊の目撃情報。
  • 火災発生が起こった時間帯に起こる不思議な現象。
  • エレベーターにまつわる心霊現象。

お祓い、お守り、数珠、お経など様々な対策をしたと言われています。

 

しかしプランタンなんばは2000年に閉店となり、現在はビックカメラになっています。

このように火災事件にまつわる心霊現象が多く報告されました。

 

しかし、事件が起こる以前からおかしな現象があったという話もあります。

火災が原因か、土地の因縁か。

 

数々の情報があるだけに、千日前に恐ろしい心霊スポットが出来上がってしまいました。

※関連記事:ビックカメラなんばの心霊現象まとめ!特にトイレはやばい場所だった

千日前周辺でも心霊現象や不思議な話が絶えない

千日前の心霊現象は火災事件の跡地に限らず報告されています。

 

刑場、火葬場、墓地。一つでも曰くと言われるものがこの地では三つも重なっていました。

千日前は全体的にその因縁を被ってしまっているのでしょうか。

 

ここではそんな千日前周辺の心霊現象を紹介します。

千日前周辺のホテルには幽霊が出る

千日前周辺のホテルでは心霊現象が起こると言われています。

演芸場が多くあることから、芸人さんによる話も挙がっています。

 

ビートたけしさんがグランド花月での公演のために宿泊したホテルで心霊現象があったと言われています。

どうやら特定のホテルだけというわけではないようで、千日前での様々なホテルで起こっているようです。

 

女性やホステスの霊も目撃されており、火災事件による影響もあるようです。

カプセルホテルでは叫び声を聞いたり、大浴場では霊の目撃情報があります。

 

他にも霊感がない人でも嘔吐するほどと言われる部屋があるホテルがあったり、

激しいラップ音、お札の目撃情報、気分が悪くなるという体験もありました。

 

幽霊ホテルなんて一部の人には好まれそうですが、普通だったら泊まりたくありませんね。

千日前に限らず、ホテルに関する心霊現象は多くありますので集まりやすい場所なのかもしれません。

千日前周辺の居酒屋にも幽霊が出る

居酒屋での心霊現象も報告されています。

こちらも様々な店で確認がされているもののお祓いなどはしないようです。

 

お祓いによって商売が上手くいかなくなるという理由らしいです。

他にも一人でいるのに人の気配がするといったものや、いたはずの客が1人減っているという事もあるようです。

 

中にはこれらの心霊現象が普通に起こってしまい気にならなくなるという体験もありました。

千日前周辺で心霊現象を気にしていたらキリがないということでしょうか。

 

普通だったら怖いと思いますが…。

大阪民の心の強さに感心してしまいますね。

千日前周辺ではタクシーが停車しない

千日前ではタクシーが停車してくれないことがあるようです。

場所は火災事件の現場付近がやはり多いようです。

 

また、女性の一人客も避けられています。

タクシー運転手の間で幽霊を乗せてしまい途中で消えてしまったという話が有名なようです。

 

霊が女性であったため、特に女性は素通りされてしまうみたいです。

他にもススがついた女性を目撃したりやはり火災事件の影響もみられました。

 

しかし、消える霊の話は千日デパートビル火災以前よりあったとの意見もありました。

タクシーの消える幽霊の話は結構有名ですよね。

 

ここ、千日前でも同じような噂が広がっているようです。

未だに千日前周辺で彷徨っているのでしょうか。

千日前のアーケード天井で音がする

千日前のアーケードは「バーン!」という何かが当たったような衝撃音がするようです。

火災が起こったときに飛び降りた方の中にはこのアーケードの屋根を目指して落ちた人が数人います。

 

それによりアーケードの一部は穴があくような破損がありました。

一方で助かった2人もこのアーケードによって救われています。

 

中には音だけではなく飛び降りる影の目撃情報もあります。

未だにアーケードの屋根に落ちている人たちがいるのでしょうか。

 

地元の人には日常茶飯事の出来事なのでさほど気にしていないようです。

千日前のアーケードでは上を気にしない方がいいのかもしれません。

まとめ

以上、千日前周辺の紹介でした。

千日前の歴史には心霊スポットとなる納得の理由がありました。

 

霊感が強い人や怖がりな人は避けた方がいいかもしれません。

とはいえ、今では賑わいを見せる街にもなっています。

 

商店街だけでも買い物から遊び、食事まで行うことができるようになっています。

悪い感情だけに囚われてしまうのも良くないかもしれないですね。

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