サザエさんのテレビアニメ版は50年を超える放送で「世界で最も長く放映されているテレビアニメ番組」としてギネス世界記録も保持しています。
日曜の顔とされる一方で、明日から月曜が始まる憂鬱を実感するとしてサザエさん症候群なるものもあります。
そんな長年愛されているサザエさんの最終回について都市伝説があります。
数々の噂の詳細とその終わり、原作版についても調べてみました。
目次
【都市伝説】サザエさんの最終回説一覧
サザエさんのテレビアニメ版は1969年10月5日に放送が開始されました。
サザエさんに限らず、長寿アニメは最終回の都市伝説が多くあります。
長年放送されるアニメは登場人物が年を取らないものがあります。
これらはサザエさん時空と呼ばれ、いつ見ても同じ姿に気味の悪さを感じる人もいるようです。
また単純に長いものの終わりが気になるといったことが考えられます。
そういったところから長寿アニメでは最終回の話が語られがちなのでしょう。
ここではサザエさんの最終回とされている話を3つ紹介します。
飛行機事故で海に帰る
サザエさんの最終回は飛行機事故という話は昔から有名です。
カツオが商店街の福引きでハワイ旅行を引き当てる。
一家で楽しみに出発したものの、飛行機はトラブルにより海に墜落。
サザエさん一家は海に沈んでいき海の生物や物になった。
という、摩訶不思議なお話です(笑)
サザエさんの最終回の都市伝説では一番有名だと思います。
- サザエ→貝の栄螺
- カツオ→魚の鰹
- ワカメ→海藻の若布
- マスオ→魚の鱒
- タラオ→魚の鱈
- 波平→海の波
- フネ→乗り物の船
元々サザエさんのキャラクターは海の生き物だったから戻っただけと言われています。
サザエさんの登場人物が皆、海に関わる名前であったから生まれた噂だと考えられます。
実際に、サザエさんのキャラクター名の由来については、作者が海岸付近を散歩中に思いついたものであったそうです。
ただ、サザエさん30周年では飛行機墜落説を打ち消すかのように「ど~んと一家でハワイ旅行」が放送されています。
当然ながら、サザエさんたちが乗った飛行機は墜落していません。
噂が関係していたかはわかりませんが、実際にハワイ旅行に行っているのも驚きですね。
ひょうりゅう記(人食い族の島)
この話は姉妹社より発刊されている最終巻、サザエさん68巻にある話です。
波平、サザエ、ワカメ、カツオの4人が海で船が難破し漂流してしまう。
辿り着いた島でサバイバル生活をするが、実は人食い族の住む島でサザエと波平は原住民に捕らえられる。
食べられそうになったところをサザエの機転により免れた。
しかし、この話はサザエの夢であった。
というお話です。
最終話ではなく番外編という位置付けですがラストの話から最終話と思われているようです。
このお話は噂ではなく実際にありますが、封印作品とされています。
原住民=人食い民族といったものが差別的であるといった理由になっています。
こうして幻とされた作品が後の都市伝説に繋がっているのがわかります。
原作よりもアニメのほのぼのした一家のイメージが強いサザエさんですので、人食い民族が出ていたなんてビックリしますね。
ですが、昭和の作品は今よりも自由な表現だったのでサザエさんの原作はアニメとは少しイメージが違うかもしれませんね。
すべてサザエさんの夢だった(植物人間)
サザエさんの夢落ち説も語られています。
交通事故により植物状態になっていたサザエ。
眠っている間にサザエさん一家の夢を見ていた。
最終回でようやく目を覚ましたサザエ。
しかしそこにいたのは波平とフネだけ。
弟のカツオも妹のワカメも我が子であるタラちゃんもいない。
悲しむサザエであったが主治医であったのがマスオだった。
改めて2人は恋に落ちて結婚することになった。
一見するとハッピーエンド。
しかし、二人の間にタラちゃんが生まれる可能性はあっても、カツオとワカメは無理そうですよね。
実は、サザエとカツオの年齢が離れているためおかしいといった声があります。
連載当時の戦後では、戦争を間に挟んだことにより年の離れた姉弟というのはよくあることだったそうです。
今では疑問を持つようなことも当時の時代では普通だったようですね。
サザエさんの最終回はいつ放送される予定
気になるアニメ版の最終回ですが、いつになるのかはわかりません。
2018年にはそれまでスポンサーとして有名だった東芝の提供が終了し、話題となりました。
数々の企業が名乗りをあげ、その人気の様子がよくわかります。
一方でサザエさんは時代遅れでは?といった声もあります。
サザエさんは理想の一家とされていますが、それは漫画連載当時のものです。
とても広い家ですが作りは昭和そのもの。
さらにサザエさんやカツオ、ワカメの髪型なんかも昭和時代に合わせたものです。
新しい物を登場させているものの、全てを現代に合わせるとなればサザエさんではなくなってしまいますね。
とはいえ今なお放送を続けていますし、ギネス記録もあるので簡単に終わりそうにありません。
今後もできる限り記録を伸ばしてもらいたいです。
サザエさんの原作(漫画)に最終回はあるの?
サザエさんの原作漫画は新聞での連載です。
1946年4月22日から連載開始。
最初の新聞である「夕刊フクニチ」の連載は作者の長谷川町子さんが東京に引っ越しするため1946年8月22日に一旦打ち切りとなりました。
長谷川家一家が東京へと引っ越した後1947年1月3日に連載を再開。
サザエさんも作者の引っ越しと共に舞台が福岡から東京になりました。
これにより、サザエさん通りとされるのは、
- 東京都世田谷区桜新町
- 福岡県福岡市早良区
の二箇所にあります。
東京都民のイメージが強いサザエさんですがその出身は福岡です。
掲載誌は、
- 1948年「新夕刊」
- 1949年「夕刊朝日新聞」
- 1951年「朝日新聞」
と移っています。
その後、サザエさんは何度かの休載と再開を繰り返します。
そして1974年2月21日の作者の体調不良により3年間の休載とされたものの、再開されることはありませんでした。
最後に掲載された内容は、
- 1コマ目…学校へ出かけるカツオにサザエがお弁当を渡す
- 2コマ目…学校の門に辿り着くカツオ
- 3コマ目…カツオが教室の傍らに目をやる
- 4コマ目…「ウチの両親は共かせぎでース」とコンロと鍋で自炊するクラスメイト
と言ったものでした。
話数は6500回以上とされており、原作も長寿作品となっています。
連載最後に掲載された話以外に最終回らしいとされる作品があります。
それがフクニチで休載の際に掲載されたサザエさん結婚話のものです。
サザエさんは連載当初は独身だったのです。
この結婚話の後にマスオさんとタラちゃんが登場することになります。
アニメと共に長寿作品であった原作漫画。
連載は休載として終えたため、正確には最終回とは言えないのかもしれません。
それにより、アニメ作品も終わりないお話になっているとも考えられますね。
まとめ
サザエさん最終回の都市伝説でした。
流石長者アニメ、最終回の話だけではなく他にも数々の都市伝説があります。
まだまだ人気は衰えておらず、最後のじゃんけんのデータを収集しているサザエさんじゃんけん研究所というのもあります。
膨大なデータによる予想は的中率が高いようです。
皆の気になる最終回ですが、もしかすると生きている内にお目にかかることは無いかもしれませんね。